家族や仲間たちと車中泊しながらいろんな観光地を巡る旅って楽しいですよね。なんといっても宿代がかからないのが最大の魅力です。
でも、4人で車中泊するとなると、限られた車内でどうやって寝たらいいのか悩みますよね。
そこで今回は、車中泊をする際に4人が快適に眠るための方法やコツを紹介します。車種によって異なる寝方の工夫や、限られたスペースを最大限に活用するアイデアを提供します。
車中泊の際の4人での寝方のコツ
それぞれの車種ごとに、どうやって寝たらいいのかを考察していきます。主に多くの人が愛用しているであろうミニバンを中心に取り扱っていきます。あくまでも参考程度にご覧ください。
セレナで快適な車中泊
セレナを使用した4人家族の車中泊で快適に過ごすためのアレンジ方法には、以下のようなポイントがあります。
- 広々とした室内空間: セレナはミニバンの中でも特に広い室内空間を提供しており、2列目シートはロングスライドが可能で、大人でも足を伸ばして寝ることができます。さらに、3列目シートも前後にスライドするため、広々とした空間でリラックスできます。
- フルフラットになるシート: 新型セレナでは、フルフラットにしたときの凸凹が少なくなっており、より快適な睡眠空間を提供します。2列目と3列目のシートを倒すことで、大人2人が足を伸ばして寝られるほどのスペースが確保できます。
- 豊富なシートアレンジ: セレナは14種類のシートアレンジが可能で、乗車人数や荷物の量に応じて柔軟に対応できます。特に8人乗り用のセレナでは、スライド式のシートが標準装備されており、運転席と助手席の間にセットすることで、2列目から3列目への移動が容易になります。
- 使い勝手の良い収納: セレナにはデュアルバックドアやラゲッジアンダーボックス、大きめのドアポケットなど、使い勝手の良い収納スペースが多数あります。これらの収納スペースを活用することで、車内をすっきりと保ちながら必要なアイテムを整理できます。
- 車中泊に便利なオプション: 100V AC電源や車内カーテン、ハーフボディカバー(サンシェード)など、車中泊に便利なオプションが多く搭載されています。これらのオプションを利用することで、車内での快適性が大幅に向上します。
これらのアレンジ方法を参考に、セレナでの車中泊をより快適なものにすることができるでしょう。家族全員がリラックスして眠れるような工夫をしてみてください。
子供が小さければこれでいいのですが、大人4人で寝るとなるとさすがに無理があります。どうしても大人4人で寝たい場合は、キャンピングカーを購入しましょう。
日産ピーズフィールドクラフトというメーカーでは、ポップアップルーフを搭載したセレナが搭載されています。これなら大柄な大人4人でも快適に眠ることができます。
ステップワゴンを活用した寝方
ステップワゴンを利用した4人家族の車中泊における寝方には、以下のような工夫があります。
- 室内空間の活用: ステップワゴンは室内長3,220mm、室内幅1,500mm、室内高1,425mmと広い空間を提供しており、大人2名と子供2名の家族であれば快適に車中泊が可能です。大人だけの場合は、車体サイズの関係から狭く感じる可能性があるため、子供がいる家族に適しています。
- フルフラットのシートアレンジ: 前席を倒して完全なフルフラットを作ることが重要です。ただし、シートの形状から凸凹ができてしまうため、快適な睡眠のためには社外品のベッドやマットの使用が推奨されます。これにより、快適でゆったりとした車中泊が実現します。
- プライバシーの確保: カーテンセットを使用してプライベート空間を確保することが大切です。これにより、着替えや睡眠時に外からの視線を遮ることができます。
- 車中泊グッズの活用: 車中泊を快適にするための専用品や純正オプションを活用します。例えば、フルフラットベッドやルーフネット、ハンモックテーブルなどが役立ちます。
- 段差の工夫: シートの段差を枕代わりにするか、折り畳み式マットを重ねて段差を解消し、快適な寝心地を実現します。
これらの工夫を施すことで、ステップワゴンの広々とした室内空間を最大限に活用し、家族全員が快適に車中泊を楽しむことができます。
こちらも大人4人で寝たい場合は、キャンピングカーの購入を検討しましょう。ホワイトハウスというメーカーでは、DECK ONEというポップアップルーフを搭載したステップワゴンのキャンピングカーが販売されています。
運転席と助手席での寝方アイデア
運転席と助手席を利用した車中泊の寝方にはいくつかの工夫があります。特に小型車では、限られたスペースを最大限に活用することが重要です。以下に、快適性を高めるためのヒントをいくつかご紹介します。
- シートの調整: 運転席のシートを可能な限り水平に近づけます。シートバックを倒すことで、よりフラットな寝面を作り出すことができます。
- クッションの使用: 腰のくぼみや足元にクッションを置くことで、体がなるべく一直線上になるようにします。これにより、体への負担を減らし、より快適に眠ることができます。
- 荷物の活用: 運転席の足元に荷物を置いて高さを調整し、よりフラットな寝面を作り出します。これは、準備がない場合でも利用できる方法です。
- 安全性の確保: 車中泊では安全に注意しなければなりません。車を止める場所が安全かどうかを確認し、暗い場所や人目につきにくい場所には停めないようにしましょう。
- 寝袋の選択: 寝袋を使用する場合は、マミー型の寝袋が推奨されます。マミー型は体に密着する形で、中が狭いため暖かく、寝返りをうつ場合は寝袋ごと転がるようになります。また、収納時にも小さくなるため、狭い車内での収納にも適しています。
これらのヒントを参考に、運転席や助手席での車中泊を少しでも快適に過ごすことができるでしょう。安全に配慮しながら、快適な車中泊をお楽しみください。
必見!運転席専用グッズ紹介
運転席での車中泊を快適にするためのグッズやアクセサリーには、以下のようなものがあります。
- インフレータブルマット: シートの上に敷くことで、フラットで快適な寝面を作り出すことができます。空気を入れて膨らませるタイプのマットは、厚みがあり、体を支えてくれるので、硬いシートの上でも快適に眠れます。
- シートクッション: 運転席の座面や背もたれに合わせて配置することで、体のラインにフィットし、長時間の睡眠でも体への負担を軽減します。特に低反発のものは体圧を分散してくれるためおすすめです。
- サンシェードやカーテン: 窓に取り付けることで、外からの光や視線を遮断し、プライバシーを保ちながら快適な睡眠環境を作り出します。また、夏場は日差しを遮って車内の温度上昇を防ぐ効果もあります。
- ネックピロー: 首にフィットする形状のピローは、運転席での睡眠時に首への負担を軽減し、快適な姿勢を保つのに役立ちます。低反発素材のものは特に人気があります。
- 耳栓: 外部の騒音を遮断し、静かな睡眠環境を作り出すために有効です。特に駅やサービスエリアなど、人が多く集まる場所での車中泊には欠かせないアイテムです。
これらのグッズを活用することで、運転席での車中泊をより快適な体験にすることができます。快適な車中泊をお楽しみください。
ヴォクシーで実現する二段ベッド
ヴォクシーを使用して二段ベッドスタイルで車中泊をする方法には、以下のような工夫があります。
- シートアレンジ: ヴォクシーの2列目と3列目のシートをフルフラットにして、広い寝面を作り出します。特に8人乗りのモデルはよりフラットな空間が得られます。
- マットの利用: ニトリなどから購入できるマットを利用して、シートの凸凹を解消し、快適な寝心地を実現します。厚さ5cmまたは8cmのマットがおすすめで、段差を感じにくくなります。
- 天井の高さを活用: ヴォクシーの天井は高いため、上部にもう一つのスペースを作ることができます。これを利用して、上下にマットを敷いた二段ベッドを作り出すことが可能です。
- 安全性の確保: 二段ベッドを作る際は、安全性に注意し、特に上段は落下防止のための柵やネットを設置することをおすすめします。
これらの工夫をすることで、ヴォクシーの室内を最大限に活用し、家族全員が快適に車中泊を楽しむことができます。
アイシスでの家族4人車中泊
アイシスを使った家族4人の車中泊の寝方については、以下のような工夫があります。
- フルフラット化: アイシスのシートをリクライニングしてフルフラット化することが基本です。ただし、これだけでは凹凸が残るため、車中泊専用マットを使用して凹凸を解消し、快適な睡眠空間を作り出します。
- マットの使用: 車中泊専用マットは、わずかな段差を吸収してくれるため、より快適に眠ることができます。特にアイシスのような車種では、マットのおかげで熟睡できるという口コミもあります。
- 床面の拡張: アイシスでの快適な車中泊を目指すためには、床面の拡張が有効です。エレクターパイプを使用してカーゴルームをフラットにし、合板で蓋をすることで、広いフロアーを作り出すことができます。
- プライバシーの確保: カーテンセットを使用してプライベート空間を確保することも大切です。これにより、着替えや睡眠時に外からの視線を遮ることができます。
- 安全性の確保: 車中泊では安全に注意しなければなりません。車を止める場所が安全かどうかを確認し、暗い場所や人目につきにくい場所には停めないようにしましょう。
これらの工夫を施すことで、アイシスでも子供が小さければ家族4人が快適に車中泊を楽しむことができます。安全に配慮しながら、快適な車中泊をお楽しみください。
アイシスで大人4人が寝たい場合は、ルーフテントを搭載するという手もあります。
口コミで評判の寝方テクニック
実際に車中泊を経験した人々の口コミをもとに、評判の良い寝方やテクニックをご紹介します。みなさんいろいろ工夫されているので参考になりますよ。
ハイエースで家族4人が快眠する方法
車中泊する目的で多く使われているのが、トヨタのハイエースです。ハイエースといったら働くクルマのイメージが強いですが、最近では車中泊やアウトドア、趣味の車としても注目されています。
ハイエースを使用した家族4人の車中泊で快眠するための方法は、以下のようになります。
- 二段ベッドの利用: ハイエースの広い室内を活用して、二段ベッドを設置することが可能です。これにより、空間を効率的に使い、家族全員が快適に眠ることができます。
- セカンドシートのフラット化: セカンドシートをフラットにすることで、より広い寝面を確保できます。市販のベッドキットを利用するか、自作でフラットスペースを作ることができます。
- 運転席と助手席の活用: 運転席と助手席をフラットに改造し、追加の寝スペースを作り出すことも一つの方法です。ただし、この方法はスペースが限られるため、小柄な人や子供に適しています。
- 快適な寝具の選択: 車中泊専用のマットや寝袋を選ぶことで、快適な睡眠をサポートします。特に、厚みのあるマットは床の凹凸を感じにくくし、より良い眠りにつながります。
- プライバシーと安全性の確保: カーテンやサンシェードを使用して、プライバシーを保ちつつ、安全な場所で車中泊を行うことが重要です。また、換気を適切に行い、車内の快適な環境を維持します。
これらの方法を組み合わせることで、ハイエースを使った家族4人の車中泊をより快適なものにすることができます。安全に配慮しながら、快適な車中泊をお楽しみください。
ハイエースで運転席と助手席を使った寝方
ハイエースの運転席と助手席を使った車中泊の寝方には、以下のようなアレンジ方法と注意点があります。
アレンジ方法:
- シートの調整: 運転席と助手席のシートを可能な限り水平に近づけることが重要です。シートバックを倒すことで、よりフラットな寝面を作り出すことができます。
- クッションの使用: 腰のくぼみにタオルをつめたり、足元にクッションを置いたりして、できるだけ水平な姿勢で寝られるよう工夫します。これにより、体への負担を減らし、より快適に眠ることができます。
- 荷物の活用: 運転席の足元に荷物を置いて高さを調整し、よりフラットな寝面を作り出します。これは、準備がない場合でも利用できる方法です。
注意点:
- 安全性の確保: 車中泊では安全に注意しなければなりません。車を止める場所が安全かどうかを確認し、暗い場所や人目につきにくい場所には停めないようにしましょう。
- エコノミー症候群の予防: 長時間同じ姿勢で寝ることにより、エコノミー症候群が起こりやすくなるため、定期的に休憩を取り、足を動かすことが大切です。
- プライバシーの確保: サンシェードやカーテンを使用して、外からの光や視線を遮断し、プライバシーを保ちながら快適な睡眠環境を作り出します。
これらのアレンジ方法と注意点を参考に、ハイエースでの車中泊を快適に過ごすことができます。安全に配慮しながら、快適な車中泊をお楽しみください。
車中泊、何人まで寝れる?
一般的な車種で車中泊をする際に快適に寝られる人数は、車のタイプやサイズによって大きく異なります。以下に、主な車種タイプごとの就寝人数の目安をご紹介します。
ミニバン
ミニバンは車中泊に適しており、適度なボディサイズと多彩なシートアレンジでさまざまな車中泊に対応できます。例えば、8人乗りのミニバンでも実際に寝られるのは大人4名前後が目安です。
ワンボックス・バン
ワンボックスカーやバンは、広い室内空間を持ち、大人2人と子供1人程度であれば車内で寝泊まりすることができます。特にハイエースのような大きな車であれば、大人2人でも余裕のある広さを確保できます。
ステーションワゴン
ステーションワゴンはラゲッジが広く使えるため、足を伸ばして寝やすいですが、大人2名+子ども1名が限度で、車内高が低いため生活するにはストレスが多いです。
コンパクトカー・軽自動車
コンパクトカーや軽自動車は、基本的には前席を倒して寝るスタイルとなります。軽自動車で家族4人は寝られないため、1~2名就寝が快適性の目安です。
これらの目安を参考に、車中泊を計画する際には、車種選びやシートアレンジを検討することが大切です。また、車中泊専用のマットや寝具を用意することで、快適性をさらに高めることができます。